Curriculum
科目 | 学習のねらい | |
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人体の構造と機能 | ||
生物学 | 遺伝や生物学的な人間の理解、生命活動を支える仕組みの基本的事柄について学ぶ。 | |
情報科学Ⅰ | 情報の考え方や情報の取り扱いのルールを理解すると共に、パーソナルコンピューターの基本的操作と活用の仕方を学ぶ。 | |
情報科学Ⅱ | 統計学的な手法を理解し、看護研究に活用する基礎を学ぶ。 | |
論理学 | 筋道の通った考え方、物事を客観的に判断できる能力と、事実を正しく解釈できる思考を訓練する。 | |
物理学 | 日常生活援助や診療援助技術などの看護技術の根拠を物理学的側面から学ぶ。 | |
人間の生活、社会の理解 | ||
教育学 | 教育の意義や教育学の歴史を学び、我が国の教育的諸問題について学ぶ。 | |
文化人類学 | 文化についての概念を学び、文化人類学の視点から人間文化を理解することで、異なる文化や世界観の諸相を学ぶ。 | |
人間発達学 | 人間と発達及びライフサイクルにおける各期の心と身体の特徴について理解し、発達に関わる支援について学ぶ。 | |
倫理学 | 倫理の概念を理解し、命の尊厳や人権の尊重について学び、看護師として必要な倫理的配慮ができる能力を養う。 | |
英語 | 高校卒業程度の読解力を基に、看護師として必要な基本的英単語および日常的な英会話を学ぶ。 | |
レクリエーション学 | レクリエーションの意味と歴史及び人間生活とレクリエーションの関係を理解することで、目的に応じたレクレーションの企画ができる。 | |
心理学 | 人間の心や行動を理解するための基礎的知識を学ぶ。 | |
人間関係論 | 援助の場における人間関係について学ぶと共に、他者との関わりにおけるコミュニケーションの重要性を理解し、良好な人間関係を形成するための基礎を学ぶ。 |
科目 | 学習のねらい | ||
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人体の構造と機能 | |||
解剖生理学Ⅰ | 人体を構成している骨や筋、臓器等の位置、名称、構造等を学びながら、看護の対象である人間とは何かを学ぶ。 | 運動器系の構造と機能 脳神経系の構造と機能 |
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解剖生理学Ⅱ | 呼吸器系の構造と機能 循環器系の構造と機能 |
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解剖生理学Ⅲ | 消化器系の構造と機能 腎・泌尿器系の構造と機能 生殖器系の構造と機能 |
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解剖生理学Ⅳ | 筋人体の仕組みと生体防御機構 神経性調節と外部の刺激受容 | ||
生化学 | 人体の恒常性を理解し、生体の成分やその代謝、防御機能についての基礎的知識を学ぶ。 | ||
疾病の成り立ちと回復の促進 | |||
病理学 | 疾病の成り立ちとその形態学的変化を理解し、その病因から転帰までを病理学的視点から学ぶ。 | ||
微生物学 | 感染症の原因となる病原微生物の特性を理解し、感染・病原微生物やウイルスと人間の相互作用について学び、感染予防、感染治療に必要な基礎的知識を学ぶ。 | ||
薬理学 | 薬物の種類や特徴、作用機序や薬物によって起こる生体反応を学び、薬物の有効性や安全性について理解を深める。 | ||
病態治癒論 | 臨床検査について理解すると共に、手術療法や放射線療法、化学療法に関する基礎的知識と看護師の役割について学ぶ。 | ||
病態生理学Ⅰ | 人機能障害が起こるメカニズムと、治療による回復過程を理解する。 | 運動器の機能障害 脳神経の機能障害 |
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病態生理学Ⅱ | 呼吸器系の機能障害 循環器系の機能障害 |
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病態生理学Ⅲ | 消化器系の機能障害 腎・泌尿器系の機能障害 |
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病態生理学Ⅳ | 援助の代謝・内分泌系の構造と機能障害 血液・造血器系の構造と機能障害 アレルギー・膠原病疾患の機能障害 |
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病態生理学Ⅴ | 感覚器管系の機能障害 歯科・口腔器疾患の機能障害 生殖器疾患の機能障害 |
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栄養学 | 生化学で学んだ知識を統合し、健康と食生活の関係を理解すると共に、疾病予防・回復のための栄養と食事について学ぶ。 | ||
健康支援と社会保障制度 | |||
社会福祉論 | 社会福祉の理念や方法を学び、福祉に関する諸制度及びサービスに関する知識を体系的に学び、地域における保健・医療・福祉の連携を理解する。 | ||
行動科学 | 人間の行動特性と健康の関係を理解し、体験学習を通して自己の行動特性を理解し、行動科学の基礎的手法を学ぶ。 | ||
関係法規 | 保健医療福祉に関する諸制度の概要を理解し、医療機関と医療従事者の職務、機能、役割を学ぶ。 | ||
公衆衛生学 | 健康と公衆衛生学の関連を理解し、行政が取り組む保健活動や生活環境保全の概要を理解する。 | ||
総合医療論 | 医療に対する社会の期待を理解し、医療を発展させる基盤になる倫理、経済と、健康増進のための支援と実際について学ぶ。 | ||
家族支援論 | 家族の特性や健康な家族のあり方を理解し、家族支援に必要な基本的理論と社会資源について学ぶ。 |
科目 | 学習のねらい | ||
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基礎看護学 | |||
看護学原論 | 健康や看護の概念、看護の目的や機能、看護の対象・方法などについて学び、各領域に発展・応用するための基礎的知識を学ぶ。 | ||
基礎看護学方法論I (看護の基本技術) |
各看護学に共通し、看護の基本技術であるコミュニケーション、感染予防、観察・記録・報告の基礎的知識・技術について学ぶ。 | ||
基礎看護学方法論II (VS,フィジカルアセスメント) |
患者の健康状態を把握するために必要なバイタルサインおよびフィジカルアセスメントの基礎的知識・技術について学ぶ。 | ||
基礎看護学方法論III (生活援助技術(1)) |
人間の持てる力を最大限に活用し、より安全で安楽な生活を整える援助について学ぶ。 | 姿勢と動作と療養環境、清潔・衣生活を整える基礎的知識・技術について学ぶ。 | |
基礎看護学方法論IV (生活援助技術(2)) |
活動と休息や食、排泄を整える基礎的知識・技術について学ぶ。 | ||
基礎看護学方法論V (苦痛緩和技術) |
健康障害によって生じる苦痛を緩和するための基礎的知識・技術について学ぶ。 | ||
基礎看護学方法論VI (診療援助技術) |
診療における看護師の役割を理解し、診察・検査時の看護と治療・処置時の看護および基礎的看護技術について学ぶ。 | ||
基礎看護学方法論VII (看護過程) |
看護過程を展開する技術について学び、看護を展開するために必要な基礎的能力を習得する。 | ||
臨床看護総論 | 健康障害のある対象を看護する臨床において求められる経過別、主要症状別看護について学ぶ。 | ||
看護研究 | 看護研究の基礎的知識を学び、ケーススタディを通して根拠に基づいた看護の考察や問題視する能力を養う。専門職業人として研究的態度を持つことの重要性についてを認識する。 | ||
基礎看護学実習Ⅰ | 1.看護の対象者をとりまく療養環境と対象の思いを知り、看護の役割について考える。 2.入院による対象者の生活の変化と反応から、援助の必要性を判断し実施できる。 |
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基礎看護学実習Ⅱ | 看護過程を展開する基礎的能力を習得する。 |
科目 | 学習のねらい | |
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成人看護学 | ||
成人看護学概論 | ライフサイクルにおける成人期の特性と多様な役割を担う対象を総合的に理解する。また成人の健康に及ぼす因子や成人期の疾病特性を理解し、対象がもつ多様な健康問題と回復に向けての看護の役割を学ぶ。 | |
成人看護学方法論Ⅰ | 急性期にある対象および家族の特徴を理解し、危機的状況からの回復に必要な看護の知識・技術を学ぶ。 | |
成人看護学方法論Ⅱ | 障害を受けた対象および家族の特徴を理解し、障害の受容を支援すると共に、障害された機能を補うための方法や社会復帰に導くために必要な看護の知識・技術について学ぶ。 | |
成人看護学方法論Ⅲ | 慢性期にある対象および家族の特徴を理解し、対象および家族が社会的役割を担いながら自ら生活を再調整し、疾病とともに生活していくために必要な看護の知識・技術について学ぶ。 | |
成人看護学方法論Ⅳ | 終末期にある対象および家族の特徴を理解し、対象が個人の尊厳を失うことなく、限られた人生をその人らしく有意義に送るために必要な看護の知識・技術について学ぶ。 | |
成人看護学実習Ⅰ | 急性期にある対象および家族の特徴を理解し、生命の維持、身体・生活に伴う苦痛緩和への援助、生活機能回復への援助に必要な基礎的能力を養う。 | |
成人看護学実習Ⅱ | 障害を受けた対象および家族の特徴を理解し、対象の生活行動制限への援助、障害受容への援助、セルフケア確立への援助、社会復帰への援助に必要な能力を習得する。 | |
成人看護学実習Ⅲ | 慢性期にある対象および家族の特徴を理解し、保健・医療・福祉の連携や協働をふまえ、セルフケア援助の特徴を理解した看護の基礎的能力を養う。 | |
老年看護学 | ||
老年看護学概論 | 老年期にある対象の加齢現象および発達段階を理解し、保健・医療・福祉の現状を理解し、老年看護の機能と役割を理解する。 | |
老年看護学方法論Ⅰ | 老年期にある対象の生活機能の低下を予防し、自立した日常生活を援助するために必要な知識・技術を学ぶ。また、老年期に起こりやすい特徴的な症状・看護について理解し、その援助方法を学ぶ。 | |
老年看護学方法論Ⅱ | 老年期にある対象の加齢現象および発達段階を理解し、保健・医療・福祉の現状を理解し、老年看護の機能と役割を理解する。 | |
老年看護学実習Ⅰ | 老年期にある対象の生活機能の低下を予防し、自立した日常生活を援助するために必要な知識・技術を学ぶ。また、老年期に起こりやすい特徴的な症状・看護について理解し、その援助方法を学ぶ。 | |
老年看護学実習Ⅱ | 老年期にある対象に起こりやすい機能障害および老化の特徴を理解し、生活機能の観点から自立を支援するために必要な基礎的能力を養う。 | |
母性看護学 | ||
母性看護学概論 | 人間の性と生殖の意義を理解するとともに、母性の概念および母性のライフサイクル各期の特性を理解する。また対象が健全なライフサイクルを送るために必要な看護の機能と役割について学ぶ。 | |
母性看護学方法論Ⅰ | 妊娠・分娩という生理的現象を理解し、各期の看護に必要な知識・技術を学ぶ。 | |
母性看護学方法論Ⅱ | 妊娠・分娩・産褥期に起こりやすい異常とその看護に必要な知識・技術を学ぶ。 | |
母性看護学実習 | 生命の神秘や尊厳について理解を深め、周産期を中心に母子とその家族への看護を実践するために必要な基礎的能力を養う。 | |
精神看護学 | ||
精神看護学概論 | 精神看護の概念や精神保健福祉を理解し、精神の健康の保持増進、法制度について学び精神看護の課題と役割を学ぶ。 | |
精神看護学方法論Ⅰ | 精神機能障害のメカニズムや治療による回復過程を理解し、健康回復、健康の保持・増進、疾病予防の援助に必要な知識・技術について学ぶ。 | |
精神看護学方法論Ⅱ | 精神に障害をもつ人々の看護過程を通し、精神症状が生活に及ぼす影響について理解を深め、援助の必要性とその方法について学ぶ。 | |
精神看護学実習 | 精神に障害をもつ対象を理解し、対象に応じた看護を展開する基礎的能力を養う。 |
科目 | 学習のねらい | |
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在宅看護学 | ||
在宅看護概論 | 対象者の生活に視点を置いた在宅看護・在宅療養の概念の理解し、生活の場で展開される在宅看護の特徴を把握する。 | |
在宅看護方法論Ⅰ | 対象者が療養しながら生活を送るために必要な社会資源とその活用法について学ぶ。また、療養者の自立とともに介護負担軽減をふまえた日常生活を支援する在宅の基礎的看護技術を学ぶ。 | |
在宅看護方法論Ⅱ | 在宅で医療援助を必要とする対象とその家族の理解を深め、入院時から行われる継続看護と慢性期から終末期まですべての健康段階にある対象の看護について学ぶ。 | |
在宅看護実習 | 保健医療福祉の連携に立った看護活動の実際から継続看護の重要性について学び、地域で生活している在宅療養者および家族への看護実践をするために必要な基礎的能力を養う。 | |
看護の統合と実践 | ||
国際・災害看護 | 国際看護の概念、および災害医療の概要、エイズ予防対策について学び、国際協力の現状と課題を理解する。また、看護専門職としての役割を国際的視野から考える。 | |
看護管理 | 看護管理の目的と機能を理解し、看護管理に必要な基礎的知識・技術を学ぶ。 | |
医療安全管理学 | 安全に対する人間の行動と自己の傾向を理解し、医療安全管理に必要な知識・技術を学ぶ。 | |
臨床実践技術 | 事例演習を通して、多重課題、ケアの優先順位に関する考え方および、臨床で遭遇しやすい状況下において必要な統合的な看護技術や対処方法における計画立案ができる基礎的能力を養う。 | |
統合実習 | 看護の場の特徴や問題を把握し、その場に応じた看護技術の応用力や問題解決策を提案できる能力を養う。また体験を通し、チーム医療および多職種との協働における看護師のリーダーシップ、メンバーシップについて理解し、医療チームの一員として責任ある行動がとれる能力を養う。 |
看護の入り口=看護学原論、出口=統合分野